
名前: 藤田 三和さん PHOTO:前列右側が藤田さん ■いつ、どこで開催されたトレイルウォーカーに参加されましたか?
香港滞在期間の94年~03年までの10年間、毎年香港でのトレイルウォーカーにサポート隊として参加していました。
■参加のきっかけは何ですか?
94年から日系卸商社の香港現地法人で駐在員として勤務しており、その会社の同僚や取引先がチームを組んで参加することになり、彼らのサポートをしたことがきっかけです。
■サポート隊にはどうやって入りましたか?誰にお願いされましたか?
同社が、アメリカで開催された大陸横断ウルトラマラソンレース:TRANS AMERICA FOOT RACE(LA-NY、約4700KMを64日間かけて走破する)のメインスポンサーとなり、その大会側スタッフとして95年と96年の夏に渡米しました。その際、レースに参加している参加者達に呼びかけて、会社側にはスポンサーになってもらう交渉をし、アメリカ・オーストラリア・日本から呼び寄せたウルトラマラソン参加者達でチームを構成し、『打倒・グルカ!』を目指して、96・97年の香港トレールウォーカーへの参加を実現させた経緯があります。(TEAM MOONBATはCIVILIAN:一般参加の部で1位、総合でも3位でしたが、残念ながらグルカ兵のチームにはかないませんでした・・・)
98年以降は、TEAM GREENというチームのサポートをしています。このチームは、97年時点でTEAM MOONBATの次、CIVILIAN 2位のチームでした。
■サポート隊として何をされましたか?
95年時点でTEAM MOONBATとして香港トレールウォーカーに参加をすること自体、私がいわゆる「言い出しっぺ」というやつなので、勢いサポート隊のチーフを務めることとなりました。1チームのサポートには、最低でもメインとサブの2つのサポートチームが組まれており、2台の車でそれぞれの担当チェックポイントに入るため、メインサポートカーからレースの進行状況などを伝えて指示を出し、給水や食事の用意などをしました。
■ファンドレイジングに協力されましたか?またその場合、どのようなかたちで行いましたか?
はい。会社の同僚、取引先や友人などに、レースの主旨を説明し、協力を仰いで寄付を募りました。
■ファンドレイジングというものをどのように周囲の方々に説明されましたか?
香港では、かつての宗主国イギリスの影響からか、特に説明するまでもなく、浸透していると思います。
■ファンドレイジングのために何か特別なことをされましたか?
いいえ。特に変わったことをせずとも、レースの主旨や内容を説明すれば、周りの人達は非常に快く協力して下さいました。
■トレイルウォーカーのどこに魅力を感じますか?
個人競技ではなく、とにかく4人1組の『チーム』であるということが、全てであると思います。例えどれだけ早いペースで歩いても、メンバーの1人が欠けるとチームでの記録は無くなってしまうので、全員揃っての100km完歩というところに、一番の魅力を感じます。だからこそチーム完歩のために、サポート隊も大勢が協力するし、ファンドレイジングにも気持ち良く協力して下さるのではないでしょうか。
■イベント当日までの準備や当日の移動などについて教えてください。
98年以降のTEAM GREENでのサポートを例に取ると、レースの約1週間前にチームサポートミーティングを開き、メンバー全員が集まって、各自のサポートアイテムや場所の確認などを行います。
サポートカーで入れる5ヶ所のチェックポイントには番号がついているので、それぞれの地点で誰が何を必要としているかの最終チェックをします。その他、スポットサポートも2~3ヶ所あり、またランニングサポートが帆走するステージもあるので、チームが予定しているタイムテーブルに沿って、それぞれの時間やメンバーの確認なども行います。
レース当日は、サポートカーに参加者とサポートが分乗して、全員でスタートに向かいます。9時スタートであれば、7時半までには現地到着するようにスケジュールを組んでいます。
■イベントの準備やイベント当日、何か苦労されたことはありますか?
レース前日の準備はやはり大変です。買出しから始まり、各サポート地点別に仕分けし、サポートアイテムリストとの確認を入念に行います。しかし、どれだけ準備したとしても、毎年必ず何らかのアクシデントは起こるので、臨機応変に対応する様に心掛けています。
■参加において特に気をつけたことは何ですか?
参加者もサポート隊も、とにかく事故の無いように、それが一番留意する点だと思います。特に前半のまだ日中で気温が高い時間帯は、ペースは控えめに、そして大量の水分補給をして、ヒート対策をすることが大切です。そして同時に、クランプを起こさない為の塩分補給も重要だと思います。またサポート隊として、サポート地点には、必ずオンタイムで、そして全ての物を準備していることを心がけました。
■参加者の持ち物で特に必要だと思ったものはありますか?
①医薬品関連(ソルトタブレット(塩分やミネラルの補給のためのタブレット)、鎮痛剤、胃薬、グリセリン、伸縮性テープなど)
②パワーバーやジェル以外で、各自が慣れていて食べやすいもの(マッシュポテト、バナナなど)
③歯ブラシと歯磨き粉(これは長距離レースをする参加者には必携です!)
■何を用意しましたか?
主に参加者各自が準備していないもので、レース中に突如欲しくなる様な飲み物(オレンジジュースやコーヒー)、食べ物(スープやヌードル)など。また医薬品も追加的に、腹痛・嘔吐用や、消毒薬・包帯など。そして、予備の懐中電灯や電池、ストップウォッチなど。
■サポート隊として苦労した点はありますか?
サポート地点の移動途中で、渋滞にはまったり、道を間違えたり、ある年にはサポートカーがパンクしたりで、次のサポート地点に間に合いそうになくなったり・・・色々あります!
■サポート隊としてイベントに参加する魅力は何ですか?
私たちも共に『チーム』であること、それに尽きると思います。全員がチーム完走を目指して各自ができることを最大限にやることではないでしょうか。
■もしこれから参加を考えている人にメッセージなどございましたらお願いします。
私3人ならまだしも、4人が同レベルのメンバーを集めることは非常に難しいのですが、だからこそ、一緒に何度も山歩きの練習を重ねて、それぞれのキャラクターをよく知り合っておくことが、とても大切だと思います。100kmという長い道のり、コース自体も、そしてメンバーそれぞれの調子も、山あり谷ありです。その時々で調子の良い人が悪い人をひっぱり助け合って、そしてチーム全員で完走できた時の喜びは、一人での達成感の何倍にもなりますから。
是非全員で楽しんで、頑張って下さい!