香港のトレイルウォーカーに2回参加され、日本のトレイルウォーカーの計画段階から準備まで、精力的にご支援くださっているコリン・ヤーカーさん。2006年11月、オックスファム・ジャパンの事務所でインタビューに答えてくださいました 。
(聞き手:角取明子、川崎宣輝)
■まず自己紹介をお願いします。
イギリス出身で、日本には27年間住んでいます。技術屋で、現在は貿易会社でガラスの販売や輸入を取り扱っています。
05年、06年のオックスファム香港主催のトレイルウォーカーに参加しました。スキーをやっている友人に誘われたのがきっかけでした。2000年に、足を骨折してしまい、そのリハビリのためにウォーキングやランニングを始め、トレーニングジムにも通うようになりました。それ以来、ハーフマラソンやフルマラソンにもチャレンジしています。今では毎朝1時間ほどのランニングやウォーキングが習慣になっており、海外に出張で出かけた際には、現地の町を歩き回るのが楽しみになっています。
■香港でのトレイルウォーカーについて教えてください。
これまで香港で開催されたトレイルウォーカーに2回参加しました。05年は、28時間ぴったりに、06年は22時間53分でゴールしました。基本的に登りでは歩き、下りでは走っています。メンバーの1人はけがのために交代しましたが、他は2回とも同じメンバーでの参加でした。みんな日本に在住の外国人で、40歳代の人達です。サポート隊として、香港の友達や家族にお願いし、当日は2人がサポートに回ってくれました。
香港には数日前に移動し、1日は仕事もありましたが、イベント前日には車で主要なチェックポイントなどを下見し、同時にサポート隊との待ち合わせ場所などを決めました。イベントで金曜と土曜にコースを歩き、土曜の夜にはサポート隊を含めたチームメンバーで打ち上げをし、日曜に帰国しました。
■どのようなトレーニングをされましたか?
トレーニングは高尾山を登ったり、多摩川を歩いたりしました。必ず毎週末、土日のどちらかにはチームメンバーと一緒に歩いたりトレーニングしたりしました。
■ファンドレイジングはどのようにされましたか?
ファンドレイジングはすごく簡単でした。私はメールで友人にお願いしました。自分の挑戦を紹介し、オックスファムの活動についてウェブサイトのリンクを貼り、理解を求めました。寄付金の受け取りは直接会った時に受け取ったり、振込みでお願いしたりしました。それに対して領収書を発行しました。私の場合、1週間で15万円ほどを集めることができました。もちろん、日本人の方々も協力してくれました。
途上国のため、貧しい人々のためといって、みんなには説明し、ウェブページを参照してくれるようにお願いしました。
■4人1チームでの挑戦ですが、実際どのように助け合ったのですか?
トレイルウォーカーは4人1組での参加です。道中ではけがをしたり、脱水症状になったりするチームメイトもいましたが、みんなで彼らを支えあってゴールまでたどり着けました。
サポート隊には、数ヶ所おきのチェックポイントで待機してもらい、着替えや靴、雨具、ライトなどを補給してもらいました。また携帯電話で進行状況などをやりとりしました。彼らの応援してくれる笑顔がとてもうれしく励みになりました。チェックポイントでは、食料や水分などの補給グッズのセットを用意しておき、すぐに補給して走り出せるように準備しておきました。
イベントの前には、自分達の走行ペースや、どこでサポートを受けたいかなどについて、メンバーと話し合っていました。
私たちは用意しませんでしたが、長時間のペースで参加しているチームのサポート隊は、テントを用意したり、チェックポイントで本格的に料理をしたりして、チームを待ち受けていました。彼らは、自分達のチーム以外の人々とも食事を分け合ったりしていました。
トップチームは何人もの強力なサポートを受けていました。彼らは自分達では何も持たずに走って、サポートも走りながら受け取っていました。
■コリンさんにとって、トレイルウォーカーの魅力とは?
何よりもその達成感です。100kmのゴールラインをチームの四人でくぐるときの気持ちは、言葉ではあらわせません。また、素晴らしい景色に出会うことも出来ました。香港では、大都会の景色と田舎の風景が同時に見渡せ、今まで知らなかった香港の様子を知ることが出来ました。また4人でのトレーニングも楽しく、しかもそれが寄付金として世界のためになるということが魅力だと思います。
■苦労したことがあれば、お聞かせください。
私自身はそんなに苦労を感じませんでした。ですが、イベント中には、仲間がけがをしたり、脱水症状になってしまったため、彼らを支えて走るのは大変でした。また、夜歩いているときに、ライトの電池が切れてしまい、替えを用意していなかったため、非常に困りました。
また、トレーニングの段階で参加メンバーがけがをしてしまい、その代わりのチームメンバーを見つけるのが大変でした。
■最後に、参加者へのメッセージをお願い致します。
今回の日本のトレイルウォーカーにも参加する予定です。今回は新チームを作って参加する予定です。30万円はファンドレイジングもしたいと思っています。
トレーニングは絶対に必要です。また、靴はフィットした歩きやすいものが必要です。
このイベントの魅力は、4人でやるからこそだと思います。準備やファンドレイジングは大変ですが、当日仲間と話をしながら歩くことは、とても楽しいのです。
今からでもトレーニングを始めることで、5月の参加までには十分な準備ができるはずです。まずは30分歩くことから初めてみてください。